おとぎ話『かちかち山』はご存知でしょう.『かちかち山』の「まきでおばあさんを殴り殺し、大鍋で煮てしまう」というシーンはたしかに残酷です。
しかし、その「残酷さ」は現実とはあきらかに区別された架空の物語の一部にしか過ぎません。
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《Column 考えるということ》
そもそも「夕焼けがなぜ赤い」と子供は思うのでしょうか。逆に大人は思わなくなってしまったのでしょうか。色の波長についての知識を持ったからでしょうか.現代社会においては、大人が持つ自然に対する探究心と子供が持つ探究心とは、微妙な違いがあるのではないかと思われます。
重要事項はマーキングしてチェック?
カラフルマーカー<赤ペン<無印って何のことでしょうか?
あなたの筆箱、おそらく文具でいっぱいお腹パンパン状態でしょう。中身は、ドクターグリップ、カド消し、まとまるクン、消えいろPits、ポストイット、ケシピコ、蛍光ペン、三色・四色ボールペンなどの、文具ブランドの品評会。
少数派のあなたは、筆箱ではなく、制服のポケットから取り出す、輪ゴムで止めた、シャーペン1本。
それはそれで、あなたが満足ならば、かまいません。そうした道具を使えば、勉強が効率よく進み、脳に入る情報量も飛躍的に増大であれば、そのまま続ければOK。
でもほんとうは、『どうやったら効率的に覚えられるのだろう?』って成績がなかなか上がらないあなたははいつも悩んでいますよね。そして、『覚えようという気合が足りないからだ!』というヒラメキ (単なる思いつきに過ぎない)から赤ペン片手に参考書を読み、勉強が終わる頃には参考書が赤線だらけになっていた経験があるはず。
でもでも、しばらくして参考書を開けて再確認。
『何も覚えてない・・・』
『赤ペンがよくなかったのだ、重要度によって色分けをすれば今度はバッチリ』
というよりよいヒラメキ?でさらに参考書をペイントするあなた。
読み終えてみれば、ページがカラフルに色分けされて、大変美しく、あなたは大満足。脳にはしっかり焼き付いたハズ。そんな、満足感が味わえるほどの出来。
そして、またしばらくして、参考書を開けて再々確認。
『ヤッパなにも覚えていない。』
その時の愕然とした気持、一生懸命努力したことは全くの無駄だったと勉強の才能を疑いたくなります。。本当にむなしくて、やけくったり心折れそう。
でもじつはこれ、やり方が間違っているのです。やってたことは重要な知識に赤線を引くという『作業』(朝起きて、寝ぼけたままで、顔を洗うことと同様)それは勉強ではありません。
勉強というのは『脳に知識をたたきこみ、それを必要に応じて引き出せるように整理整頓する』こと。
そう、赤線を引いたり、きれいにペイントすることに気をとられ、大切な知識を脳に入れることに集中していないのです。
赤線を引いただけなのに(ホントそれだけ)あるいはカラフルになっただけ、それで脳に入ったと大いなる勘違いをしていたんです。
さらにびっしりと引かれた赤線の量に満足して、『わたしはこんなに頑張った。』と自分に言い聞かせ勉強した気になっていた。(大いなる勘違いが必要な状況も存在するのですがそれは別の機会)
ついでに『今こんなに頑張ったんだからしばらく復習はいいだろう』さらなる勘違いを重ね、復習をサボり、気が付けば覚えたことなど何一つ身についたものはナシ状態。
『効率的に覚える』そして『定期的に復習する』これなくして成績アップはありえません。人間は忘れる生き物(忘れて、覚えての繰り返し)です。
あなたはマーカーを引いて勉強した気になってはいませんか?マーカーをびっしり引くこと決してはいいことではありません。
まず、マーカーをびっしり引いただけで『こんなに勉強した』と勘違いしてしまいます。勉強とは知識を頭にインプットして初めて『勉強』といえます。マーカーを引いただけでは不十分なんです。作業が終了したに過ぎないのです。
そして、マーカーを引きすぎることによって逆に焦点がぼやけてしまう。本当に重要な部分を見失う可能性があり、結局はどの情報が大切なのか、自分でもわからなくなってしまうのです。これでは効率のよい勉強になるわけありません。
では、どうすれば効率よく勉強できるのでしょうか?マーカーを引きすぎることの敗因は『ポイントがぼやけること』でした。
つまり、反対に『ポイントをハッキリさせる』言い換えれば『どれを覚えればいいのかをハッキリさせる』ことができればその情報のみをインプットすればよく効率のよい勉強できます。
つまり『今は何を勉強しているのか?』をハッキリと意識しながら勉強することが大切なのです。常にそれを意識していれば極論的には赤ペンなど引く必要はありません。しかし、本当に重要なところだけ赤ペン等でマーキングするのは、当然必要。
『今、わたしは何を知りたくて勉強しているんだろう』それを常に意識しながら勉強する。
ムダなことを覚えるのに無用な時間を費やすこともなくなり、欲しい情報だけを効率よく覚えることができます。
さらにマーキングに慣れれば、それを一歩進めて、『本には一切線を引かない』を試してみてはいかが。
線を引かないことで、線を引いて勉強した気分になるのを、防いでくれます。
そして、『自分で考えながら』本を読めるようになります。 すると、頭にもよく残り、知識が蓄えられます。
子どもはそういうものとして、その非現実的な空想の世界に立ち合うだけなのです。
そこからどのようなことを受け取るのかは、全面的に子どもにゆだねられています。
そして、(ここからが大事なのですが、)「空想と現実との間の行きつ戻りつ」が、「そこで育まれる豊かな想像性」が、子どもの主体的な精神形成にとっては不可欠なものであるにちがいないのです.