おとぎ話『かちかち山』はご存知でしょう.『かちかち山』の「まきでおばあさんを殴り殺し、大鍋で煮てしまう」というシーンはたしかに残酷です。
しかし、その「残酷さ」は現実とはあきらかに区別された架空の物語の一部にしか過ぎません。
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《Column 考えるということ》
そもそも「夕焼けがなぜ赤い」と子供は思うのでしょうか。逆に大人は思わなくなってしまったのでしょうか。色の波長についての知識を持ったからでしょうか.現代社会においては、大人が持つ自然に対する探究心と子供が持つ探究心とは、微妙な違いがあるのではないかと思われます。
自分のペースで勉強すれば大丈夫?
「自分のペースで勉強できます。」というキャッチコピーをよく目にします。
自分にとってこれほど楽なものはありません。
心地よい時間をたっぷりと満喫できます。これで、いつまでも、常に順調であれば何も問題はありません。ところが、そうそういつまでもそんなわけにはいきません。
いつしか、伸び悩む時期がやってきます。どうして?なぜ?と、考えたりもします。勉強をサボっているわけではないし、手を抜いているわけでもないのに。
どこに原因があるのでしょうか。そう、マイペースであることが悪く作用しているのです。
心地よいとどうしても、自分のやっていた勉強に満足しています。それは本当に、充実し、成果の上がった時間でした。と思っているのはマイペースな自分だけ。
人はみな自分にはかなり甘いもの。(私なんか本当に、しんからそう思います。)自分は自分自身には甘くなるものだという意識を持っておいてください。
こんな経験はありませんか?
できたと思った数学の答案返ってきたらぼろぼろで、思わず先生の採点基準にクレームや文句のひとつもいいたくなったこと。
文句を言っても何も変わりません。サッカーの判定同じ。
この程度の記述で大丈夫だろというのが甘いのです。
自分のペースで勉強することがベストではなく、他の誰かに、ペースを作ってもらい、それに乗っかってペースを上げることも必要になります。
いつまでもマイペースがいいとは限らないのです。
子どもはそういうものとして、その非現実的な空想の世界に立ち合うだけなのです。
そこからどのようなことを受け取るのかは、全面的に子どもにゆだねられています。
そして、(ここからが大事なのですが、)「空想と現実との間の行きつ戻りつ」が、「そこで育まれる豊かな想像性」が、子どもの主体的な精神形成にとっては不可欠なものであるにちがいないのです.